五味大輔氏の現在
和製バフェットともいわれる著名投資家の五味大輔氏。近年はそーせいグループの筆頭株主となり、株式投資家の間で広く知られるようになりました。
今回の記事では、五味大輔氏の経歴、そーせいグループ株の最新の保有状況、投資手法についてご紹介いたします。
五味大輔氏の経歴
中学生から株式投資を初めて、大学生時代では6000万円を稼いだと言います。
大学卒業後は、地方の会社へ勤務しながら兼業投資家として株式投資をしており、現在は結婚もしているとのことです。
趣味は、Twitterとスマホゲーム。
スマホゲームには200万円ほど課金したこともあるそうです
。
五味大輔氏 2018.11現在のそーせい株保有状況
【4546】そーせいグループ
そーせいグループは認知症薬を開発するバイオベンチャーです。
18年3月期の売上高は69.5億、営業利益は-23億円でした。
株価
2018年1月4日:2,700円
2018年12月28日:799円
保有株数
6,040,000株
発行済株式の総数に対する所有株式数の割合
7.91%
五味大輔氏 2018.11現在の株式保有情報
【3723】日本ファルコム
プレステ用ゲームソフトの企画・開発。
株価
2017年12月28日:932円
2018年12月28日:936円
保有株数
480,000株
発行済株式の総数に対する所有株式数の割合
4.6%
【4235】ウルトラファブリックス・ホールディングス
湿式合成皮革家具・車輛用販売。
株価
2017年12月28日:2,836円
2018年12月28日:2,415円
保有株数
500,000株
発行済株式の総数に対する所有株式数の割合
7.3%
五味大輔氏の投資手法
長期保有を目的としたバリュー投資
五味大輔氏は、元々地方の会社員ということで、一日のうちで投資に使う時間は10~20分程度とのことで、資産の8割以上を長期投資に回しているとのことです。
そして、3~4銘柄に絞って資金を大きく入れて投資していくとのこと。
基本は朝に注文を出して、仕事が終わってから結果を確認し、決算短信や業績などを確認するようです。
また、レバレッジ(信用取引)は行っていないとのこと。
空売りもたまにやるがうまくいかないとのことです。
銘柄選びは身の回りのタネから
五味大輔氏は、基本的には身の回りの情報から銘柄を選ぶことが多いようです。
たとえば、ジェイアイエヌ。眼鏡を買ったらコスパが良いので、購入したと言います。
また、不動産情報サイトのホームズは、自分の家を探すときにこのサイトが見やすかったので、これを手掛けているネクスト社の株を調べて投資に至ったとのこと。
その他には、mixi、コロプラやガンホーといった、趣味でもあるスマホゲームの株を購入して大成功したことは有名です。
銘柄発掘の為にしていること
Twitterや決算情報、ニュースなどを見かけて気になる銘柄があれば、起票のホームページで商品やサービス、技術の優位性を見て、さらに2年間くらいの決算説明会資料と直近の決算短信を見ること。
また、中長期計画はよく確認して、今まで目標を達成してきているか、それとも毎回のように下方修正しているのか、その実績でげんざいの計画の信頼性を見きまわています。
財務指標の見方
財務指標は、利益剰余金と有利子負債を見ています。
時価総額から利益剰余金を差し引いて、株価が割安かどうか。例えば、時価総額200億円で営業利益15億円なら普通ですが、利益剰余金が100億円なら営業利益15億円の銘柄を時価総額100億円程度で買えると考えます。
有利子負債は、将来の増資リスクの参考にします。有利子負債が大きい場合、どれくらいの増資が今後ありそうかを考え、それでも今すぐ投資すべきか、それとも増資の発表で株価が下がるまで待つべきかを判断します。
株の売り時
基本的には、1~2割の利益は狙っておらず、最低でも2~3倍の利益を取りにいっています。
そして、株価が2~3倍になったときに、持ち株も1/3程度を手放しています。
ただ、値上がりした要因によっても判断が変わるとのこと。
まとめ
2018年11月現在、五味大輔氏はそーせいグループ株を6,040,000株(7.91%)を保有し続けていることがわかりました。
「この会社はいい。」
そう判断した自分の目に責任を持つ。
彼は、この銘柄が潰れて自分の資産が半分になるくらいになる覚悟をもって保有し続けるでしょう。