株式投資で稼ぐ為には、IPO(新規公開株)の申込みは必至である。
上場前の情報は限られているため、一見ギャンブルに思えるが、2018年のIPO株は、軒並み公募価格を上回っている。
2018年4月18日に上場したHEROZ(4382)にいたっては、公募価格4,500円に対して、初値が49,000円まで高騰した。
なんと騰落率は驚異の988.89%(10.89倍)である。
100株保有していたとしても、45万円が490万円になる計算だ。
ちなみに、2018年4月までに上場した24社の公募価格と初値一覧は下記の記事から参照いただける。
実に24社中17社が2倍以上になっている。
http://gamble-biz.com/stock/post-247/
そんなIPO株に申し込むときに基本となる「ストライクプライス」について今回は解説したい。
IPO申込み手順
おそらく株初心者の方は初めて聞く言葉「ストライクプライス」。今回は、SBI証券のブックビルディング画面を使って解説していきたい。
ストライクプラスとは?
ストライクプライスとは、株式等の募集・売出しに際して実施されるブックビルディングにおいて、投資家が需要を申告する際の希望価格の一つである。
ブックビルディングとは、新規公開株の公開価格を決める方式の一つで、引受証券会社が価格帯を決め、投資家がその範囲で購入希望価格と数量を申告する。それを受けて公開価格が決定され、需要が多い場合は、抽選になる。
ストライクプライスとは、ブックビルディングにおいて、具体的な価格を示すのではなく、どのような価格で決定しても購入意思があることを示すという意味になる。要するに成行買いと同じだ。
ブックビル期間中に仮条件の変更がない場合、ストライクプライスと仮条件上限の価格は同じ意味となる。
申込は、基本ストライクプラスでOK
昨今のIPO銘柄の人気の高さゆえ、公開価格は、仮条件の上限で決まることがほとんどである。
そのため、基本的には全てのIPO申込において、ストライクプライスで申し込みして全く問題ない。
SBI証券のIPOチャレンジポイントとは?
新規上場株式のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じてIPOチャレンジポイントが付与される。
次回以降のIPO申込時に、このIPOチャレンジポイントを使用することで、IPOが当選しやすくなるポイントプログラムサービスである。
人気があって、どうしても取りたいIPO株の時は、チャレンジポイントを使おう。
IPOまとめ
かつて、IPO株を購入する際は、自分の欲しい価格帯で指値をしてブックビルディングに参加するのが普通だった。
しかし、時代は変わり、今は仮条件の上限で決まることがほとんどである。
申込はストライクプライスで行い、さらにIPOチャレンジポイントを駆使することでIPO当選率をアップさせよう。
併せて、信用取引についても基本的な知識を抑えておきましょう。