Contents
ギャンブル依存症の問題
日本経済新聞にギャンブル依存症に関する記事が載っていたので、ちょっと記事にしたいと思う。
見出しは、「家族の8割 借金負担」。
ギャンブル依存症患者を抱える家族の約8割が借金の肩代わりを経験しているとのことである。
体験談 ギャンブル依存症の打ち子の話
こちらでは、私の苦い体験談をお話したいと思う。
私が、昔パチスロで10~30人くらいの軍団をやっていて、多くの打ち子を抱えていた時の話である。
打ち子の人達は、単にパチスロが好きだけど自分でパチスロを打つお金がなかったり、手堅く収入を得たい、などの理由で打ち子をやっていたのだが、
その中でも、パチスロが好きだけど、パチスロを打つお金がないという打ち子がたくさんいた。彼らに話を聞くと、親にお金を借りていたり、盗んだこともあったという子もいたので、今回の記事が目に留まって思い返すきっかけとなった。
そのパチスロを打つお金がないという打ち子の一人で、とても面白くて誰からも慕われていたA(当時=27歳)がいたのだが、Aは、親からお金を借りたまま家に5年以上帰っていないとも言っていた。
そのAとは1年近くほぼ毎日一緒に過ごしていて、とても仲良くなった。私(当時20歳)と軍団仲間たちもAを受け入れ、Aに住む家まで提供した。そして、Aが私たちとキャバクラへいったり、旅行へいったり、ホテルに泊まったりするときも、私たちがAの分のお金を全部立て替えてあげていた。その額100万円以上。もちろん、打ち子として働いて返してもらうつもりだった。
突然の裏切り
その日は突然訪れた。いつものように、朝パチンコ屋で待ち合わせていたがAはパチンコ屋にこなかった。
電話しても繋がらない。寝坊かと思って、別の打ち子に家まで迎えにいかせると、「Aがいない!テレビもなくなってる!」と、電話がかかってきた。
彼は何も言わずに家から出ていき、挙句、テレビまで盗んでいってしまったのだ。
当時20歳の私にとって、この事件はあまりにも衝撃すぎた。約1年間一緒にいて、家まで提供して、みんなで100万円以上も貸して、、、ここまで援助したにもかかわらず、何も言わずに借金とともに消えたのだ。もはや、テレビはどうでもよい・・・笑
私たちがあまりにも人が良すぎて、考えが甘かったのは間違いない。そして、ギャンブルをやっている連中の中には、人間関係や人情など何とも思っていない人もいるということを学んだ。Aのような詐欺師もかつての私たちのような生ぬるい人間を食い物にして生きているのだろう。Aは今でも日本のどこかで同じことを繰り返しているかもしれない。
ちなみに、本件は、一応、警察へ行って被害届を出した。しかし、10年経った今でも警察から連絡はない。
ギャンブル依存症問題とカジノ
この彼のケースは、ギャンブル依存症というよりかは、詐欺師に近いのだが、これ以上話すと話が脱線してしまうので本題のギャンブル依存症に戻りたいと思う。
これまでの「A」の話しで、何をお伝えしたかったのかと言うと、ギャンブル依存症の人は、平気で家族などの人間関係や仕事などをぶち壊すということだ。
最初に書いたように、ギャンブル依存症の方々はたいてい家族に借金の肩代わりをさせている。
今やギャンブル依存症は日本の社会問題になっており、4月にカジノを含むIR実施法案が国会に提出され、カジノオープンに向けて着々と準備が進んでいるわけだが、ここでもギャンブル依存症への懸念が日増しに高まっている。
私は借金もしたことがないし、ギャンブル依存症でもないのだが、ギャンブラーとして生きていく上でも、ギャンブル依存症の被害者?でもあるので、ギャンブル依存症のことを少し学んでおこうと、この記事を作る傍らギャンブル依存症について勉強してみた。
ギャンブル依存症から考える勝ち方
ギャンブル依存症について調べていくうちに、こういう考え方の人がギャンブル依存症になるんだな、こういう考え方をしている人たちがギャンブルで負けるんだな、というのが良くわかってきた。
中でもギャンブル依存症チェックなるものがあり、これに当てはまるような思考を持っている人が負け組になってしまうということがわかった。
更に、ギャンブル依存症について調べていくと、逆にこういう人間が勝ち組になるんだな、ということもわかってきた。
ギャンブルで勝つためには、負け組の思考がわからないといけない。
株式投資やパチスロなど、あらゆるギャンブルで勝ち残るために共通するのは、負け組の思考を考えて、負けている人が更に負けるような手を打つこと。
特に株式投資においては顕著で、負け組を叩くようにエントリーすること(負け組がロスカット=損切りするところでエントリーをすること)が常である。
証券会社や機関投資家などはよく空売りを仕掛けてくるが彼らは負け組の思考をよく理解している。ギャンブルの世界は甘くない。初心者にも手加減しないのだ。
以下、私が調べたギャンブル依存症のチェック項目を紹介するので、ここで少しでも当てはまったら、自分は危険だ(ギャンブルで勝ち組になる資質)と思っていただき、ギャンブルに対する思考を変えていただくきっかけになればと思う。
ギャンブル依存症問題とは?
ギャンブル依存症とは、ギャンブル欲・衝動を抑えられない精神疾患のことである。
医学的な言い方をすると、再体験欲求(渇望)により、自己制御できずにギャンブルを繰り返してしまう状態のこと。
ギャンブル依存症チェック項目
アメリカでは、下記の診断基準(DSM-5)をギャンブル依存症のチェック方法としている。そして、9項目中4・5項目以上で軽度、6・7項目で中度、8・9項目で重度と診断される。
・望むような興奮を得るため、掛け金を増額したギャンブルをする
・ギャンブルをやめると落ち着かない。イライラする。
・ギャンブルを止めれない
・ギャンブルに囚われている
・苦痛な気分のときにギャンブルをすることがよくある
・負けた分を別の日に同じギャンブルをして取り返そうとすることがよくある
・ギャンブルに熱中している程度を隠そうと嘘をつく
・ギャンブルのために重要な人間関係、仕事、教育、または職業上のチャンスを危険にさらしたり、失ったりしたことがある
・ギャンブルが原因で絶望的な経済状況を救済する金を出してほしいと他人に頼る
以上、9項目。
ちなみに、私もチェックしてみまたが、該当する項目は一つもなかった。というか、普通ないだろう笑
この中で一つでも該当する項目があるようだと、ギャンブルをすることはちょっと危険だと思う。
ギャンブルで勝ち組になるには
一言でいえば、「感情的なギャンブルはしない」に尽きる。
先ほどのギャンブル依存症のチェック項目にあったような、「興奮を得るため」「負けを取り返すため」「苦痛な気分の時にギャンブルをする」などは、全て「感情」の話である。
ギャンブルで勝つためには常に冷静で理論的な判断を下さなければならない。そして、静かに勝てる「状況=チャンス」を待ち続けることである。
そのチャンス以外、勝負=ギャンブルをしてはいけない。
以上のルールを守りさえすれば、ギャンブルで稼ぎ続けることができるだろう。